
トピック 3、Contoso Ltd (コンサルティング会社)
概要
Contoso 社は、モントリオールに本社を置き、シアトルとニューヨークに支社を持つコンサルティング会社です。
環境
既存の環境
Contoso には、Azure Active Directory (Azure AD) テナントにリンクされた Sub1 という名前の Azure サブスクリプションがあります。ネットワークには、Azure AD テナントに同期するオンプレミスの Active Directory ドメインが含まれています。
Azure AD テナントには、次の表に示すユーザーが含まれます。

Sub1 には、RG1 および RG2 という名前の 2 つのリソース グループと、次の表に示す仮想ネットワークが含まれています。

ユーザー 1 は RG1 内のリソースを管理します。ユーザー 4 は RG2 内のリソースを管理します。
Sub1には、次の表に示すように、Windows Server 2019を実行する仮想マシンが含まれています。

ネットワーク インターフェイスまたはサブネットには、ネットワーク セキュリティ グループ (NSG) が関連付けられていません。
Sub1 には、次の表に示すストレージ アカウントが含まれています。

要件
計画された変更
Contoso は次の変更を実装する予定です。
Cool ストレージ層を使用する container1 という名前の BLOB コンテナーと share1 という名前のファイル共有を作成します。
storage5 という名前のストレージ アカウントを作成し、Blob サービスのストレージ レプリケーションを構成します。
次の表に示すカスタム受信セキュリティ ルールを持つ NSG1 という名前の NSG を作成します。

NSG1 を VM1 のネットワーク インターフェイスに関連付けます。
次の表に示すカスタム送信セキュリティ ルールを持つ NSG2 という名前の NSG を作成します。

NSG2 を VNET1/Subnet2 に関連付けます。
技術要件
Contoso は次の技術要件を満たす必要があります。
container1 と share1 を作成します。
最小権限の原則を使用します。
Group4 という名前の Azure AD セキュリティ グループを作成します。
Azure Backup を使用して、Azure ファイル共有と仮想マシンをバックアップします。
VM1 または VM2 のボリューム C の空き容量が 20 GB 未満の場合にアラートをトリガーします。
User1 が Azure ポリシー定義を作成できるようにし、User2 が RG1 に Azure ポリシーを割り当てられるようにします。
LB1 という名前の内部 Basic Azure Load Balancer を作成し、そのロード バランサーを VNET1/Subnet1 に接続します。VM5 からの IP トラフィックのフロー ログ記録を有効にし、フロー ログを 8 か月間保持します。
可能な場合は常に、Group4 に Azure ロールベースのアクセス制御 (Azure RBAC) の読み取り専用アクセス許可を Azure ファイル共有に付与します。