説明
2つの証券AとBのデフォルトの周辺確率がP(A)とP(B)である場合、両方が一緒にデフォルトする確率は、それらの間のデフォルトの相関によって影響を受けます。デフォルトの周辺確率とは、スタンドアロンベースでの各セキュリティのデフォルトの確率、つまり、他のセキュリティを考慮しない場合の一方のセキュリティのデフォルトの確率を意味します。
2つの共同デフォルトの確率を表す関係は、次の式で与えられます。

AとBのデフォルト相関=0、つまりデフォルトが独立している状況では、デフォルトの合計確率はP(A)* P(B)であり、これは直感的に予想されるとおりです。また、デフォルトの相関が1に等しく、P(A)= P(B)= pである、つまり証券が同じように動作する他の極端な場合、式はpだけに解決されます。これは、予想どおりです。
上記の関係から、AとBの共同デフォルトの確率は、2つの間のデフォルト相関が1に等しい場合、つまり証券が同じように動作する場合に最大になることが明らかです。したがって、選択
「a」が正解です。